


デジタルアカデミア部門
デジタルアカデミア部門概要
デジタルアカデミア部門は、人文学研究科全体の研究と教育を強力にサポートするデジタルプラットフォームを運営しています。
デジタルアカデミアは、人文学研究科所属教員の学術活動情報をデジタル化し、共有するために設計された情報システムです。このシステムは、縦軸に「言語科学・コミュニケーション系」「思想・時空環境系(歴史・地理分野・哲学・思想分野)」「文化表象系」という4つの学問分野を、横軸に「日本」「アジア・アフリカ」「アメリカ・ヨーロッパ」「エリア横断」という地理的エリアをとり、16の領域に分けた学術マトリクスを基盤としています。このマトリクスをもとに、教員の研究リソースを整理・公開し、全世界に向けた情報発信を行っています。

学術マトリクス模式図
デジタルアカデミアを活用することで、学生は自身の専門分野を超えた学びと研究を深めることができます。例えば、このプラットフォームにより、学生は他分野の教員や研究者と簡単に連携でき、独創的な共同研究の機会を見つけることが可能になります。また、所属専攻を超えて教員との指導関係を構築する手助けとなり、効率的かつ効果的に研究を進めることができます。さらに、学術マトリクスの縦横に広がるデータ構造を活用することで、多様な分野や地域にまたがる学問的テーマを探索し、学際的な視点を養う機会が得られます。このように、デジタルアカデミアは学生にとって、学問領域の枠を越えて新たな可能性を切り拓くための強力なツールとなっています。
デジタルアカデミアは、人文学研究科内外の研究資源を一元化し、分野横断的な研究・教育の基盤を構築することで、学生が新しい学問の可能性を切り拓くための道を支援します。また、全世界に向けた情報発信を通じて、大阪大学の人文学研究の国際的な発展にも寄与します。